「出来ない事」を「"今は"出来ない事」と言うようにしたと言う話。
おはようございます。管理人のTomoです。だんだん春に近づいてるのか、日中はだいぶ暖かな日が増えてきましたね。
脳梗塞になって右半身が麻痺した時は、本当に腕も足も１ｍｍも動かなくてただの「物」と化していましたが、リハビリの甲斐あって今では麻痺ながらこうやってブログをタイピングしたりできるようになったのですが、麻痺になって「出来る事」、「出来ない事」がある事も事実ではあります。でも、「出来ない事」を出来ないと決めつけてこのまま生きて行かなきゃ行けないのかなと思ったりもします。ある意味すごい辛いのですが、反面とても楽でもあります。周りに、「あ、麻痺で出来ないのでお願いできますか？」って言うと大抵やってもらえるから。でもそれは僕はしたくないんです。
「出来ない事」って「"今"出来ないだけ」でチャレンジし続けたら「出来る事」になるんじゃない？と思うのです。
やはりチャレンジしたいですよね。当たり前に出来る事が出来なくなったってある意味チャンスですもん。何がチャンスかって言うと、もう一度、「出来るようなった」と言う感動を味わえるわけですよ。もう覚えてないけど、子供の頃、瓶の堅い蓋が開けられようになったとか、電車に一人で乗れたとか、あの頃はそんな事でも感動して「また大人になった！」なんて思ってたはずなんです。その感動をもう一度味わえるなんてなかなかないですよね、大人になってからは。そりゃー腕や足が自由に動かないから、出来ない事にイライラの日々ですけど、チャレンジし続けて出来るようになったらそれはすごい事だと思うんですよ。
画像は、リハビリ病院入院中に作業療法士さんが「出来るようになったこと」をまとめてくれた用紙です。その後、「出来るようになった事」を自分で書き足したりしたんですけど、今見ると些細な事ばかりで、ここに見せるのも恥ずかしいのですが、僕にとってはとても大きな事でした。今振り返ると恥ずかしさで一杯ですね、なんせ作業療法士さんに「今日はこれが出来るようになったよ～」なんて、47歳の男が子供みたいに話してたわけですから。でも「こんな感動をまた味わえるなんてとても幸せだな」とも感じてもいました。だから入院中この用紙を機に「出来ない事」を「"今は"出来ない事」と言うようにしました。今でもこの用紙たまに見返すんです。「"今は"出来ないけど、いつか出来るようになる」と思えるから。
その内、新しく出来るようになったらその都度、ここにも投稿したいと思います。幼稚な事でも「お～すごい！」って思ってもらえたら幸いです。では今日も良い一日になりますように。
