リハビリ写真生活

2021.09 脳梗塞発症。現在、右半身片麻痺があります。リハビリを兼ねて街角や花を中心に写真を写しています。ブログは、手のリハビリを兼ねて始めました。  たわいのない話ばかりですが、よろしくお願いします。

カメラ機材への拘りが、ちっぽけな事だったと言う話。

 おはようございます。管理人のTomoです。今日はカメラ機材への拘りの変化をお話ししようかと思います。

 フィルム時代にもこの手の問題はあったのですが、デジタルカメラになって、その問題は顕著になってきました。どう言う事かと言うと、デジタルカメラの規格がいくつもあると言う事で選択の悩みが出て来る事です。

 ●ラージフォーマット(中判タイプ)
 ●フルサイズ(35mmフィルムサイズ)
 ●APS-C
 ●フォーサーズ/マイクロフォーサーズ
 ●1インチ
 ●スマホなど

*これだけではわかりにくいかもしれないのですよね、以下のサイトが詳しそうです。
www.photografan.com


 と、簡単に上げてもこれだけの規格がデジカメには存在します。デジタルカメラはセンサーと呼ばれる部分が大きいほど、高画質だったり、色々な条件で有利と言われます。さっきの羅列で行くと、ラージフォーマットが一番大きく下に行くほど小さくなります。比較的大きいサイズで主流なのはフルサイズと呼ばれる規格で、フィルム時代からこれがスタンダードでした。このサイズはとても高価でしたがSONYが参入して敷居が低くなり、高品質な写りを比較的安い金額(それでもまだ高いけど)で楽しめるようになりました。ただ、大きいセンサーのカメラは、レベルの高い写りをしますが、反面、価格も高く、大きく重いと言う事もデメリットとしてあります。あと、これは僕の偏見ですが、フルサイズより下のサイズは、ちょっと旬を過ぎた規格と言うか、入門編と言う感覚が強く、「デジタルカメラはフルサイズが基本だよなぁ~」なんて勝手な拘りを持っていました。結構、今写真を趣味にする人には一定数、「フルサイズ信仰」と言う感覚はあると思います。

 そんな中、昨年脳梗塞になり、麻痺が残りますと、フルサイズのカメラは、重く大きい為、腕が長時間の使用に耐えられないと言う事態になりました。あんなに信仰してても、使えなきゃ困ります。結果、リハビリを兼ねてと言うか、趣味で落ち込んだ気持ちを楽しくさせたかったので、カメラの高品質な写りは欲しいけど、「写真を撮る事が出来る物」と言う事が僕がカメラに求める大命題になりました。(ちょっと大げさですが)

optomo.hatenablog.com

 過去の記事で、そんなカメラ選びについて投稿もしましたが、その選んだカメラで撮影している内に、「何もフルサイズでなくてもいいかな?」と思うようになりました。良く考えて見たら、「写真の腕があるわけでもないのにプロも使うようなフルサイズの規格に拘る必要もないのでは」と。そもそも、僕は写真のプロになろうと思って写真を始めた訳でもないし、純粋に写真を撮るのが楽しくて好きだから写真を撮ってるんだから、それが入門カメラであっても、今使えて撮影を楽しめればいいのではと思うようになってきたんです。なんだかカメラ機材への拘りって、特にフルサイズに拘った事って、なんだか虚勢と言うか、ちっぽけな話だったなぁと感じるんです。

 少し落ち着いたらカメラ機材を売却したり整理しようかと考えてます。いつも話すように健康な時の物差しを変えるのと同じで、趣味もその時、その時で臨機応変に変わっていけばいいんですよね。今の不自由な身体でも楽しめる拘りに変えようと思って今日の話を投稿しました。趣味に関わらず、拘りって大事で変えちゃいけない事もあるけど、拘り過ぎるのも良くない事もあるのかなとも思う今日この頃です。では今日も良い一日になりますように。

●この写真はRICOH GR3と言うコンパクトでズームも付いてないAPS-Cセンサーのカメラで写してます。趣味は楽しくないと駄目ですね。

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[街角/RICOH GR3]