そのひと振りが繊細な作業と知る。コショウや塩を一振りする難しさの話。

　おはようございます。管理人のTomoです。今日で投稿数も４０になります。何とか続いているのも皆様のお陰です。今日は、「そのひと振りが繊細な作業と知る」と言う話をしたいと思います。非常に大した話ではないです。先に言っておきます。

　脳梗塞になる前はとてもラーメンが好きで、週に3～4日はラーメン・チャーハンでもいい！！そんな感じでした。写真散策で知らない街に行くと、ラーメン屋さんや町中華を探してしまうくらい！！でも脳梗塞になりまして、入院中に食事制限と言うか管理の話を聞きまして、ラーメンは食べてはいますが、月に1～2回になりました。で、今日の話なんですけど…。

　僕は左利きで、脳梗塞で右半身に麻痺が出るまでは「なんちゃって両利き」と言うか、まあまあ右手も使えてたんです。例えば、行儀悪いですけど、ラーメンとチャーハンの場合、「左手の箸でラーメンを、右手のレンゲでチャーハンを」と言う感じで交互に食べる事が出来ました。まあ、自慢する事ではないですね。（笑）で、それくらい使えていたわけなんですけど、久しぶりにラーメンを食べていて、コショウが合いそうなラーメンだったんです。そこで、右手でコショウを振りかけようとしたら振れないんですね。あの「トントントン」っと言う感じに少量掛けるようなあの動きが出来ないんです。イメージとしては、漫画ばりに「ドバっ」と掛けてしまいそうな感じしか出来そうになかったんです。慌てて、左手で掛けましたが、正直出来なさ加減に半ば呆然としました。

　退院してから右手のリハビリと思って、しょうゆやドレッシングを掛けると言う事はしていましたが、塩・こしょうはやってなかったんですね。あまり意識しないから、退院後、日常生活で何をしていて、何をしてないかわかんなくなりますが、何気ないこういう時に出ますね、「あ～麻痺してるから出来ないのか」って。たかだか、コショウが振れなかっただけですけど、普通に考えれば、簡単な事だと思うのです。でも麻痺になると何気ない動きが出来ないんです。

　日常生活する時の身体の動きって奇跡の連続なんですよ。リハビリで理学療法士さんや作業療法士さんが筋肉の動きの話をしてくれたのですが、簡単な動き一つするんでも、まあ～複雑！驚きますよ。オーバーな話、何億年と進化の中で獲得してきた動きなんだろうなぁ～なんて思う訳です。今回のコショウを一振りする動きもどれだけの時間を掛けて獲得できた動きなのか何だか知りたくなってきたような、いや難しい話になるならそこまででもないかな、なんて。（笑）まあ、そんなこんなで、改めて、今日はコショウや塩を一振りする難しさを実感したと言う話でした。ちなみにそのラーメンってこれなんですよ。はやし田と言うラーメン屋さんがプロデュースしているお店のラーメンなんです。ちょっとだけコショウ振りたくなりました。（笑）ちなみになかなかおいしいです。